早稲田大学の特色ある授業の一つに、『Tutorial English』があります。私が法学部生だった時の記憶で書きますが、早稲田実業の跡地を活用した施設で実施される、先生(チューター)お一人に対して、学生が2~3人の英語会話の授業です。半期週2コマの必修で、授業後のフォローアップとしてweb上での簡単な短い課題もあり、ライティング力もつきます。
語学必修の英語とはまた別の授業です。個人的に受ける前の当初はあまり乗り気ではなかったですが、今の私の英語力、特に会話力の礎を作ってくださったのは間違いなく、今思うとすごく受けて良かった授業です。私のような地方出身で、一定以上の期間の公式な留学経験がなく入学した学生でも、英語での会話への抵抗がかなり少なくなりました。
また、語学の英語の授業でも、Tutorial Englishと合わせて、ディクテーションやエッセイを書いたり、新聞英語に触れたり、ここでも英語での会話やライティングもあったりしました。特にディクテーションがきつかったですが、これもすごくためになりました。
早大入試では、TOEFLⓇが利用な学部が4学部ありますが、私のように地方出身者で、入学時までに中長期の海外経験がない受験生は特別な事情がない限り無理して受けなくても(スコアは残せますが)、英検Ⓡの方が受験しやすいと思います。
国際教養学部と商学部入試ではともに、TOEFLⓇ iBT95点以上か、英検Ⓡ1級で最高点が加点されますが、TOEFLⓇについては個人的にその水準を上回った経験があります。
短期であれ交換留学であれ、英語圏留学の際に最も汎用性の高いのがTOEFLⓇ(IELTSがそれに次ぐ)ですが、Tutorial Englishをしっかり受けておくことが、TOEFLⓇの会話対策の重要な足掛かりにもなると思います。