本講座の想定問答集⑥

Q1: いろいろ長々と書き連ねられても、まだ十分に信用できない。

A1: 無料の体験授業を受けたからといって、受講は必須ではなく、その後でしつこく宣伝・勧誘することもありません。また、講師自宅での実施であれば、「お名前」・「学年」・「電話番号」を控えさせていただくだけです。まずは体験授業だけという場合には、「成績」と「高校名」は口頭で伺うだけにとどめ、成績基準もそれほど厳格には適用致しません(どんなに少なくとも偏差値50以上ではあっていただきたいですが)。本講座は信用を重視し、「嘘」・「安請け合い」・「誇大広告」などで高校生を中心とする受講者の方々をミスリードするなどということがないよう注意しながら運営してまいります。

Q2: 「受講期間」はどれくらいのが望ましいのか。

A2: 受講される時点での基礎学力がどの程度かによりますが、現役生か高卒生かを問わず、4月から早大入試までの「1年」を継続して受講していただくのが望ましいです。当然ながら、受講開始時期が早大入試の時期に近づけば近づくほどますます、基本がすでに身に付いていることを前提とした応用的な内容から学ぶことになります。また、受講要件の偏差値基準のハードルも高くなっていきます。偏差値70以上で非常に要領のいい方であっても、本講座の提供するアプローチを「体得」できるまでには少なくとも3~4ヵ月は必要でしょう。

本講座の想定問答集⑤

Q1: そもそもこの講座は実在するのか。

A1: 間違いなく実在しております。まず無料の体験授業を受けていただければ、それを実証できます(当然ながら、体験授業を受けられても受講は必須ではありませんし、その後しつこく宣伝したりも致しません)。

Q2: テキストは市販のものを用いるようだが、それで本当に指導に「違い」が出せるのか。

A2: 本講座は「予備校+α」をたえず追求するということを繰り返し述べています。その上で「テキスト」は、あくまで「素材」としての性格が強く、それを著された・編まれた方の全くの意図通り杓子定規に解くのではなく、本講座が効果的・効率的だと考える方法で、取捨選択や深掘り、補足説明などもしながら活用するというのが基本方針です。

本講座の想定問答集④

Q1: こちらから希望しても、受講を断られることはあるのではないか。

A1: 「受講要件」で基準は明確に示しておりまして、大手予備校模試で「偏差値56以上」の方であれば、よほどのことがない限り受け入れさせていただきます。ただ、受験そのものについて考えることすら親御さん任せで、親御さんに引っ張られて嫌々ながら来る方(高校3年生以上の方でまさかいないとは思いますが)や、早稲田大学のブランド的価値に「しか」興味のない方、「受講にあたってのお願い」(基本的に形式的なものです)にご同意いただけない方には、本講座の提供をお断りさせていただきます。

Q2: 受講料が安い(安すぎる)のがどうしても不安で、実は他の項目でたくさん費用がかかるのではないか。

A2: 諸費用を含めた受講料以外の費用はかかりません。テキストについては、当講座指定のものを基本的にご自身で購入いただきます(単語帳・文法書などは、特定のものをあくまで「推奨」させていただきます)。「早大プレ」模試についても、義務・強制ではありませんが、受験を強く推奨させていただきます。自習環境と駐車スペースといった面では正直難がありますので、その分料金はお安くさせていただいております。

Q3: 大らかで自由度が高そうに見せておいて、実際には管理が強く、義務・強制が多いのではないか。

A3: 私は個人的に、管理や強制といったことが好きではありませんし、それらが早大合格にむけた成績向上に好ましいとも思えません。また、「義務」といったところで、本講座は公的な組織ではありません。ただし、早大合格のために突き詰めないといけないことは、徹底的に突き詰めて身に付けていただきます(それすらも「強制」によるものではありませんが)。

本講座の想定問答集③

Q1: 予備校との教え方の違いがよくわからないが、どこがどう違うのか。

A1: 具体的な指導方法については、この場で書くことはできません。体験授業や初回相談ではある程度お話しできます。私自身、予備校の授業に感銘を受けてきましたが、それらの授業も決して「完全無欠」ではありませんでした。ですので、私はその予備校の授業を「ベース」に、「自分ならここはもっとこうする」というような改善を積極的に施していきます。もちろん総体として、本講座の方法はオリジナルのものです。それを創り出し、具現化させられるだけの経験を積んできています。ですが、その私の授業も当然ながら「完全無欠」にはなり得ませんので、そこにこそ受講生の方々が、本講座の指導を参考・インスピレーションとして「自分だけの、自分にとって最適な勉強法」を発展させ、確立できる余地と必要性が生まれてくると考えています。

Q2: このような一地方の、個人運営による小規模な講座から、本当に早稲田大学に合格できるのか。

A2: 早稲田大学への合格を100%保証することまではできません(偏差値72~73以上で、かつ対策が身に付いている方なら、その本来の実力をそのまま出せれば、ある程度余裕をもって一般入試に合格できるでしょう。特に政経学部にある程度余裕をもって合格したい場合には、偏差値74~75以上必要でしょう)。ただ、本講座を受講してくださった方が、まず「偏差値65という壁」を乗り越え、早大入試に臨む上で必須の知識・技能とアプローチを身に付け、重圧に押しつぶされることなく、試験当日に「攻め」の気持ちで入試問題に挑めるための指導を毎回責任を持って全力で行います。

本講座の想定問答集②

Q1: そもそもこの講座の「売り」は何なのか。

A1: 「予備校+α」での早大受験対策を、楽しくわかりやすい授業として、手頃な料金で提供できる点です。また、自分が担当させていただく受講者の方々が必ず早稲田に合格できるよう、責任と質の高さが伴った指導を提供していくという意志の強さでは誰にも、どこにも負けません。

Q2: なぜ「数学」は提供していないのか。

A2: 指導可能科目は、自分が自信と責任を持って担当できるもののみに限っているためです。ただ、数学は今も勉強していて、担当可能だと判断できる段階で、指導可能科目に追加する可能性はあります。早大入試を実際に数学で受験するかどうかを問わず、数学は自ずから重要です(特に社会科学系の学部・学科において)。ただそれにもまして、早稲田大学での専門的な講義を有意義な形で受講するには、歴史や哲学・思想についてのハイレベルな知識を身に付けておくことが極めて重要です。

Q3: 具体的にどういう受講生に適した講座なのか。

A3: いくつか思い浮かぶ受講生像を以下にお示しします。

・今のところはGMARCHの大学を志望していて、その水準には努力すれば何とか自分でも到達できそうだが、やはり早稲田にも関心があるという方

・自分が受験する早大入試科目に限っては、東大合格者をもしのぐ実力を身に付けたい方

・最上位の進学校や私立特進コースで学んでいるが、その高校での授業に十分ついていけているとまではいえず、偏差値でも65に届いていない方

・予備校と同等以上の授業を、家から近い場所で、かつ安価で受講したい方

・上位進学校でなくとも、成績上位で、ご自身が高校で学んだ基礎はしっかりしており、そこからさらに高度な内容を積極的に学んでいきたいという方

・スポーツ・文化活動等の分野で、すでに非常に優れた実績・実力があるものの、勉強でも決して手を抜かず、学ぶということもずっと継続していきたい方

4月からの授業内容について

本講座は、4月からは講習ではなく「通常授業」の期間になり、当然ながら授業の中身も異なるものになります。4月は、早稲田の入試問題やそれと同等のレベルの問題は扱わず、1,2年生までの内容の理解を確認しながら科目内での弱点を的確に補強しつつ、改めて基礎から固めていく方針です。

早稲田の入試問題よりは易しい内容のものになりますが、重要な基礎を扱います。4月から基礎を固めつつ徐々に内容の難度を上げていくことで、無理のない形で早大合格に必要な学力の水準に到達できるよう工夫を凝らしていきます。

ただ、4月5日までであれば春期講習の内容での授業を提供できます。

本講座の想定問答集①

Q1: この講座はすごく「厳しそうな」印象を受けるが、実際どうなのか。

A1: 本講座を「厳しく」するつもりはありません。その根拠として、まず「義務的・強制的な」宿題は一切ありません。また、本講座は受講者の方々の「モチベーション」(やる気)を極めて重視します。入試直前期を除いては、良い意味でのんびり・ゆっくりと、でも授業の質とレベルは高く、でやっていく方針です。ただ、早稲田大学の入試問題は相当「難しい」ので、前提条件としてそれに立ち向かっていけるだけの意志と基礎学力は必要です。

Q2: この講座はなぜ「90分」ではないのか。

A2: 私自身も、90分での予備校や大学の講義を受けてきました。ですが、塾業界に身を置いてみて、90分は正直長すぎると感じました。ただ、直前期の授業は90分にすることも考えています。早稲田の入試の英語・国語は90分であることが多いですので。

Q3: この講座の受講料は安いようだが、授業の「質の面」で問題はないのか。

A3: 本講座は、質の面では「予備校+α」をたえず追求してまいります。また、「個人事業」ですので、自ずと「中間マージン」(中抜き)のようなものは排した価格になります。体験授業もございます。

Q4: なぜ「塾」ではなく「講座」なのか。

A4: 複数の指導形式で柔軟に運用していきたいためです。ただ、受講者の方が増えてきて、当事業の規模も大きくなってきたら、「塾」へと名称変更するつもりです。

Q5: なぜ「高校生(以上)」だけが対象なのか。

A5: 人生において「入試」という名がつく試験の中で、「大学入試」こそが一番重みのあるものだからです。私自身、自分が卒業した高校に入れさえすればあとは何とでもなると思いこんでいましたが、それは大きな間違いでした。私がこの講座で一緒に学ばせていただく方には、高校は楽しくても、人生の「ゴール」だとは決して思っていただきたくないですし、専門の予備校以外の一般的な塾では付随的に扱われがちか、そもそも対象でない場合が多い高校生の指導にこそ注力したいと考えています。

キャンペーンの改定・延長

本講座では4月末まで、指導形式と受講を希望される講座・コースを問わず、先着10名様に授業で用いるテキストを差し上げます。

高価なテキストではないですが、やる意味の大きい、実力向上に非常に役立つテキストです(1年生、2年生、3年生以上の方とで、それぞれ別のテキストです)。

また、春期講習は厳密には3/31までですが、4月始めの高校の春休み期間にも、春期講習の内容の提供が可能です。

茨城県と早稲田について思ったこと

大学受験に向け突き詰めて勉強されている方の中には、長塚節(ながつか たかし)と『土』という小説をご存じの方もおられるかもしれません。長塚節は、茨城県結城郡のご出身で、短歌でも優れた業績を残された方です。

『土』は長塚節の代表作である長編小説で、ふと読もうと思い立って近くの書店を3軒回って探したのですが、どこにも売っておらず、最終的にはネット通販のご厄介になりました。

私自身まだ『土』を少ししか読めていませんが、その驚異的な描写力には圧倒されるものがあり、その自然描写には茨城県に住んでいる者として深く共感できますし、その主題にも茨城県や日本だけにとどまらない普遍性を感じさせるものがあります。その長塚節の『土』を非常に高く評価し、見出したのが、かの夏目漱石でした(長塚節は、短歌では正岡子規に師事されていました)。

その夏目漱石生誕の地である「夏目坂」は、早稲田大学の近くにあります。東西線早稲田駅の出口の近くです。個人的に夏目坂の吉野家と餃子の王将によく通っていたので、これらがまだ残っていてくださるとうれしいです。

早稲田大学の「地域連携型入試」のプログラムには、茨城県結城郡八千代町のものもありました。即席めんの『ニュータッチ』をご存じの方もおられると思いますが(私もすごく好きです)、その八千代町の企業です。個人的に八千代町で実施されたプログラムに強い関心があるので、同地に足を運んでその情報と実情を知る必要があると考えています。

またこちらも早稲田大学の近くで、文京区の関口に、『関口芭蕉庵』があります。椿山荘の隣で、その名の示す通り、かの松尾芭蕉が居を構えていた所です。椿山荘に比べればもちろんこじんまりとしていますが、ひっそりとしていても非常に趣のある場所だったのを覚えています。

昨日は『鹿島新当流』の創始者である塚原卜伝について書きましたが、松尾芭蕉の紀行文にはその「鹿島」の地を訪れた時のことを記した『鹿島紀行』があります。江戸深川から主に舟旅で鹿島神宮を参拝され、潮来にも立ち寄られています。

本講座でも、古文の勉強として『鹿島紀行』を読むことも考えたいと思います。

「矢面に立つ」ということ

かすみがうら市とその周辺地域に、早大合格者の多い土浦一高と江戸川学園取手高校の生徒の方々や、潜在的にそうである方々も含めた早大志望者が、実際にどれくらいおられるのかを正確には把握できないままこの講座を開設しています。

ふと思うのは、こういった茨城県の最上位進学校に通っている方々であっても、つくば市や土浦市の方でなければ、実際に早稲田を受験するのは「矢面に立たされる」ようなことなのかもしれません。

私は高3の時、松戸の河合塾に通っていました。そこでの「早大現代文」の先生は前列の生徒を指名して答えを求める方でした(先生ご自身は非常に良い方でした)。私はやはり遠くから通っていたので、私が着く頃の教室はすでに前列しか空いていません。それで、前列に座り毎回指名されることになります。

これこそが、私にとっての「矢面に立たされる」という原体験でした。しかも初回の授業時に指名されて、間違えてしまいました。その年に早稲田は受かりませんでしたが、この体験が早稲田に入ってからも、今でも活きています。

頭脳とキャリアの面で非常に秀でた方たちは、すべての方がそうだとは言いませんが、概して「リスクを避ける」性向が極めて強い方たちです。私はこのことを身に染みて理解しています。知識が多くなれば、当然何が危険かを察知する能力も高まるので、このことはある意味自然なことなのかもしれません。経歴も「積み上げる」ものですし、「プライドと恥」の問題もあるでしょう。

ですが、「早稲田出身者」がそれで良いのでしょうか。早稲田大学の創設者であられる大隈重信は「失敗に打ち勝つ」ことの重要性を強調されておられます。

国学院大学で学ばれている歌手の相川七瀬さんが、「ゼミの場で叩かれる」という体験のタフさを慨嘆された記事を拝見しました。もちろん早稲田に入った方も同じようなことを、もしかしたらより甚だしい程度で体験することになるのはまず間違いないでしょう。

茨城県は、都道府県の魅力度ランキングで最下位の常連どころか殿堂入りレベルですが、「早稲田大学学生の出身者数ランキング」で実はかなり上位にいます(一都三県と、愛知県・兵庫県に次ぐ)。

常陸国の鹿島に生まれそこで没し、室町時代に活躍した伝説的剣豪である塚原卜伝(つかはら ぼくでん)は、足利将軍家や守護大名にも剣術を指南しました。塚原卜伝は単に生涯無敗であるだけでなく、「矢傷6つ」を除いては、剣で斬られたことがなかったと記録されています。本当かどうかはわかりませんが、私は自分の家の先祖が塚原卜伝の弟子だったと聞いたことがあります。

私も一応、先祖が塚原卜伝の弟子だったという前提で、それに恥じないようこれからも生きていくつもりですし、茨城県の魅力度ランキング最下位についても、これほどオイシイことはないと思っています。

「矢面」に立って、適当なリスクを甘受した方がむしろ安全で、得るものも多いのかもしれません。

追記:2022年度の都道府県魅力度ランキングでは、茨城県は46位で、大隈重信ご出身の地である佐賀県が最下位で複雑な気持ちになってしまいました。