広末氏について思うこと・再

広末涼子氏の事故・逮捕・送検がメディアを賑わせており、その余波を受けてか、当サイトの前記事にもコメントが寄せられました。

今になって思うと、前記事では「お客さんを呼びたい」という下心(いまだに一件のお問い合わせすらいただいていないのが実情ですが)から、広末氏に必要以上に批判的になってしまった点については反省すべきだと思っております(予備校で指導いただいた先生のお一方が、折に触れて同氏を批判されていたことに影響されてしまった面もあったと思います)。

広末氏「だけ」が悪いのではなく、あのようなお粗末な入試制度を作り、実際に同氏を合格までさせてしまった当時の早稲田大学・当該学部の関係者も同等の責任を有すると考えるに至っております。

では、広末氏の一件の一体何が悪いのでしょうか。それは、世間一般における早稲田大学の「推薦入試のイメージ悪化」を決定付けてしまった一点にあると考えます。

ところが一方で、早稲田大学の内部では、「推薦」で入学した人が悪いイメージをもたれているかというと、実はそうではありません。「推薦入試」と一口に言っても非常に広い概念ですが、「指定校推薦」もそこに含まれます。早稲田大学で学んでいて気付いたのは「指定校推薦」で入学された人で、少し肩身の狭そうな感じで振舞っている人がいたことです。しかし、その指定校推薦の人たちこそ非常に真面目で、能力的に全くもって遜色ない人たちばかりでした。

むしろそれよりも、今でも覚えているのが、法学部の卒業式の際に、入学者の人数と、卒業した人の人数が数百人単位で大幅に違っていたというエピソードです。センター利用入試(当時)で合格したものの、「仮面浪人」になってしまったような人も少なからずいたのかなと今では思います。

私自身、90年代末~2000年代初頭の、地味に頑張っている人より、派手で目立つことをする人が評価されるというような世相・風潮に深く絶望し、広末氏の一件は、私の目にはその最たる例と映りました。しかし、最終的に私は努力を評価していただき、早稲田大学への入学を許可していただくことができました。

2020年代の今、「絶望」とまではいかなくとも、「地方からの早大受験」に挑戦してみたいものの、ためらいを感じるという方は少なくないのかもしれません。ですが、「早大合格・入学者の首都圏への大幅な偏り」は、地方の学生を躊躇させる壁であってはならず、むしろそれは解決・克服されるべき課題です。

是非、かすみがうら市・旧新治郡地区とその周辺でお住まいの方で、迷っているけど早大受験に関心のある方はお気軽にご連絡ください。

最後に、そもそも私が広末氏に関心を持つ必要がなくなったのは同氏の早大合格・入学騒動と入れ代わるようにして、「内山理名さん」が現れたということが根本的な要因です。この点についても前記事を訂正させていただきます。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA