地域探求・貢献入試について(再)

「地域」の講座である本講座は、「地域探求・貢献入試」の志願者の方も大いに歓迎し、かつ、その対策を非常に重視するということはこれまでも繰り返し述べてきました。

「地域探求・貢献入試」の対策は、「家庭教師形式」で、「小論文」(提出書類と論述試験の総合的対策)のコマを「毎週」実施し、共通テスト対策までも含めた『英語』と『国語』を「隔週」で交互に実施するという形で、綿密に行います。またオプションとして、集団指導科目との組み合わせにより、一般入試までも視野に入れた対策も可能です(むしろ、一般入試対策まで視野に入れていただくのが基本方針です)。

「地域探求・貢献入試」は、首都圏・一都三県からでも受験可能ですが(この点、試験の名称変更後もおそらく変わらないでしょう)、この入試については、本当の意味での「地域」に属する本講座の受講生が、首都圏の受験者よりも明白に質の高いパフォーマンスで勝ち抜けるだけの対策を行います。特に「地域」が抱える問題への強い問題意識に基づいた優位性を、入試本番でもいかんなく発揮されるというのが、むしろ当然のことです。

「地域探求・貢献入試」の要項は6月上旬に発表予定とのことです。受験予定の方は、このGWをどう有意義に過ごすかというのは後々決定的に重要になってきます(私は「休むな」などと言うつもりは全くありません)。本講座を受講してくださる方には、早大受験対策の「ペースメーカー」として、中長期の休み期間についてを筆頭に、「時間をどう有意義に活用すればいいか」についても、詳しく具体的なアドバイスを提供してまいります。

集団指導形式に関して

当初はこの講座を、「家庭教師方式」中心に運営していこうと考えていましたが、これから「集団指導方式」を中心にしていくことに決定致しました。

集団指導の教場(講師自宅)は、利便性は高くはないですが、そこまで僻地というわけでもありません(霞ヶ浦にほど近い平地の集落にあります)。ただ、自習環境がまだ十分に整備できていないのと、「お越しいただく」形になるため、受講料金を非常に安く設定させていただいています(指導内容には絶対の自信があります)。

ぜひ「ちょっと友人の家に勉強しに行く」といったような感覚に近い、気軽な気持ちでお越しいただき、一緒に楽しくもしっかり学んでいきましょう。自然豊かで静かな環境のもとにある「地方の講座」として、当面は各クラス「定員8人」という少人数でのんびりと、だからこそ綿密に学んでいくというやり方で運営してまいります。

「集団指導」を中心に、事業としての本講座の規模を少しずつ拡大していくことで(あくまで「中小」としての枠は保持します)、自習環境の整備、あるいは、そのための立地の移転(かすみがうら市内)に向け積極的に投資してまいります。そうすることで、本講座をさらに良い「交流の場」にしていくつもりです。

家庭教師方式に関して

本講座の「家庭教師方式」の対象者は、誠に勝手ながら、政治経済学部・スポーツ科学部(第一)志望者と、自己推薦型入試(地域探求・貢献入試と社会人入試も含む)受験予定者「のみ」とさせていただくことに決定致しました。これらの、早大入試の中でも特に「独自色の強い入試」については、やはり「1対1」での専門的な対策・指導が望ましいと考えるためです。

「集団指導形式」では、「小論文」は扱わないことにしますが、政治経済学部の「総合問題」(対策)は扱います。

※本講座の受講を「4月中」に決定してくださった方には(実際の受講は5月からでも)、テキスト1冊贈呈+6月まで毎月受講料(月謝)から「500円引き」とさせていただきます。

本講座の想定問答集⑬

※5月10日までの受講決定で、「テキスト1冊贈呈+6月まで毎月の受講料(月謝)より400円引き」のキャンペーン実施中です!

Q1: 「早稲田に必ず合格するという意志」の要件は、そもそもどうやって確認するのかがよくわからないし、厳しすぎるように思えるのだが。

A1: 初回相談時に、その「意志の要件」を、何らかの形で実際に確認するということはございません。本講座を受講していただければ、早稲田大学の入試当日には、自ずと「必ず合格する」という意志を持って臨めるようになっていますし、実際、確実にそうなっていただけるだけの中身ある指導の提供を、常に心掛けてまいります。日頃の授業の内容すべてを「早稲田に合格するために必須の知識」として、貪欲に、アグレッシブに、徹底的に吸収していっていただきたいです。

本講座の想定問答集⑫

※5月10日までの受講決定で、「テキスト1冊贈呈+6月まで毎月の受講料(月謝)より400円引き」のキャンペーン実施中です!

Q1: そもそも早稲田は一般入試で受かるものなのか。

A1: 一般入試(一般選抜)でも合格できます。個人的に、一般入試も、共通テストのみ入試も、自己推薦型入試も、「大変さ」では大差ないと考えております。共通テストのみ入試では、非常に狭い枠を、最上位の国立大学志望者と争うミスの許されない勝負になります。自己推薦型入試も、準備に非常な時間と労力をかける必要があるため、一般入試とはまた違った難しさがあります。一般入試は、競争的でリスクも小さくないですが、制度自体はシンプルでわかりやすく、対策は立てやすいです。本講座は、自己推薦型入試志望者も歓迎しつつも、中心である一般入試合格のための、可能な限りシンプルで、かつ効果的・効率的な方法を提供させていただきます。

Q2: この講座は、勉強の「質」と「量」ではどちらを重視するのか。

A2: 「質」の方を極めて重視します。本講座では、80分授業で、義務的・強制的な「宿題」は一切ございません。これらの点に加えて本講座は、受講者の方の基礎学力にあやふやな箇所があれば、そこを重点的に補修いたしますが、高校では教わることが困難な、方法・視点・アプローチの提供こそを最重要視します。とりわけ公立上位校に多いであろう、膨大な課題による「とにかく量をこなす」、「習うより慣れろ」とは明確に一線を画します。それよりも、あくまで「根本」を理解した上で、それを良質で的を射た問題演習により、妥当な期間で確実に定着できるかが決定的に重要です。本講座は、本講座のアプローチを、高校の勉強でも自習でも積極的に活用していっていただきたいという考えであり、実際にそうしたくなる授業を提供します。

本講座の想定問答集⑪

※5月10日までの受講決定で、「テキスト1冊贈呈+6月まで毎月の受講料(月謝)より400円引き」のキャンペーン実施中です!

Q1: 「偏差値」という語がやたら連呼されているが、そんなに重要なのか。

A1: 「偏差値」それ自体にそこまで大きな意味や価値はないと私も思いますが、大学入試に対応して「全国規模で見たご自身の実力の立ち位置」を知ることができます。また、こちら側(教える側)としましては、早大入試対策を体得できるだけの基本がどの程度身に付いているかを把握し、判断させていただたく際の重要な資料となります。進研模試でも可ですし(進研模試偏差値は、かなり高めに出るため、「8」を上乗せした基準値とさせていただきます。つまり、同模試での基準は「偏差値64~70以上」となります)、模試偏差値と、通われている高校の通知表やテスト成績票をともに提示していただいても結構です。

Q2: やはり大手予備校の方が安心できそうなのだが。

A2: 私自身もお世話になってきた予備校授業の質の高さ(私の場合、特に代ゼミ)は、私も否定しようがございません。ですが、まず料金が非常に高額ですし、地方からはアクセスしづらい場合が多いです。そして何より、一都三県の学生の方が、学年的にも早い段階から、地方の学生よりもはるかに「予備校に通い慣れている」と言えるでしょう。よって、高額な授業料で、遠方の都市部の予備校(しかも東京の「本校」等ではない)まで大変な思いをされて通ったとしても、そこは「首都圏の学生による、首都圏の学生にとって有利な土俵」でしかないのかもしれません。そうであるなら、予備校に通った経験もあり、早稲田の勉学の水準を内側からも良く知る講師による、良心的な受講料で、地方の学生にこそ適した効果的・効率的な指導法による本講座を是非ともご検討・お試しいただきたいです。

キャンペーンについて(改定・再掲)

4月も含めたキャンペーンにつき、改定の上、以下に再掲させていただきます。

‣4月中~5月10日までに受講を決定してくださった先着10名の方には、テキストのうち1冊を贈呈+月の受講料(月謝)より400円引き(6月まで毎月)

‣5月11日~6月末までに受講を決定してくださった方には、月ごとの受講料(月謝)より400円引き(5月中に受講を決定してくださった方は6月も)

かすみがうら市と隣接地域にお住いの、模試偏差値60前後の高校生以上の方で、早稲田に少しでも関心のある方は、ぜひ一緒に早稲田大学を目指して楽しく学んでいきましょう。「楽しさ」によることで「キツさ」を克服できる指導法と勉強法の発展にたえず努めてまいります。

*GW連休期間でも、メールでの受講希望・体験授業申し込みのお問い合わせはいつでも歓迎です。ただ同期間でも、日曜日と祝日に限っては、授業は休講で、初回相談や体験授業の提供も休止させていただきます。

※キャンペーンの適用は、初回相談時に「当講座のHP」・「ビズ・ワークかすみがうら」・「チラシ」のいずれかのうち「○○を見た」、あるいは「知人から聞いた」と申し出てくださった方が対象です(初回相談時に、本講座をどのようにして知られたかをこちらから伺いますので、ほぼ自動的に適用されます)。

※※体験授業のみの場合には適用されません。また、キャンペーンの条件は、「受講を決定していただいた時点(その日付)」のものが適用されます。

早稲田とハラスメント

早稲田大学の大学院生だった女性が提起したセクシャル・ハラスメントについての訴訟で、東京地裁は4月6日、当時の指導教官だった元文学学術院教授と早稲田大学に賠償を命じる判決を下しました(この一件についての詳細は、web記事に委ねさせていただきます)。

大学の場でのハラスメントは、早稲田大学に限ったことではないですが、早稲田での例も少なくないどころか、極めてスキャンダラスなものも含め、むしろ目に付く印象です。上で述べた裁判は大学院でのセクハラのケースですが、当然大学学部生もハラスメントに出くわしてしまうことはありえます。万が一、自分に取り立てて何ら非がないのにハラスメント(権威を盾にし、弱みにつけこむ意図的で継続的な嫌がらせ)を受けた場合には、大学のハラスメント対策の窓口に躊躇なく相談しましょう。

ただ、学生の側も教授に対して意図的に失礼なことをしたり、教授を利用しようとするようなことは厳に慎むべきです(私もそんなに偉そうなことを言える立場ではないのですが)。早稲田には、敬語が使えないというような人はまずほとんどいないので、「礼儀」には比較的厳しい大学だと言えると思います。

早稲田出身の政治的リーダーや、早稲田に関わりのある「有名人」の人たちが精彩を放っているとは言い難い一方、田中現総長体制のもとでの変革や、これまでのコロナへの対応については、私も含め好感を抱いている方は少なくないと思います。

以前にも似たことを書きましたが、早稲田大学は「理想郷」などではありません。ですが、それでもその厳しい入試を突破して、そこで学ぶだけの価値のある大学です。本講座で学び、早稲田に合格して入学される方には、「主体的に」早稲田の「伝統的な良さ」を保ちつつ、「ささやかでも肯定的な変化」をもたらしていっていただけたらと思っております。

「歴史」と「国際関係論」

『日本史』も開講すると決めてから、山川出版社の参考書『詳説日本史研究』を中心に勉強し直しています。その「現代史」の箇所で目を引く記述がありました。

同書の「アメリカによる対日占領政策の転換」の箇所で、当時米国国務省の政策企画室長だったジョージ・F・ケナンの果たした肯定的な役割がなかなか詳しく書かれていたのには感心させられました。ケナンといえば、国際関係論的には「対ソ封じ込め政策」の生みの親としての位置付けや、「マーシャル=プラン」策定への尽力などで最もよく知られていますが、核兵器にも強烈に反対されていました。

「歴史」ということでまたふと思い出したのは、イギリスの外交官・ジャーナリスト・大学教授であったE. H. カーの『歴史とは何か』のことです。私にとっては、同氏による国際関係論(国際政治学)の古典的名著『危機の二十年』の存在感があまりに鮮烈なこともあり、まだ『歴史とは何か』を手に取って読んでみたことはないのですが、私と同様、本の名前は耳にしたことがあるという方も少なくないのではないでしょうか。歴史科目が、『歴史総合』と日本史・世界史それぞれの『探求』へと再編されている中、そもそも「歴史」とは何なのだろうかという問いかけは、改めて大きな意味を持ってくる気がします。

上述のお二人はともに、旧ソ連・ロシアを専門とする外交官・歴史研究家でもあり、国際政治学では「現実主義」の最も著名な論者に含まれます。

大学で「社会科学」の学際的分野としての国際関係論(≒国際政治学)を真剣に、本格的かつ専門的に学ぼうとされる方は、このお二人の名と著書は覚えておいて損はないでしょう。お二人の著書のうち、日本語に翻訳されているものも多いです。

本講座の想定問答集⑩

Q1: なぜ駅に近い市街地のような場所で開業していないのか。

A1(この記事の以下すべて):

私個人の開業時の資本が極めて乏しかったのも大きいですが、いくつかの目的・狙いがあります。まず、自然豊かで静かな環境のもと、質の高い学びの「機会」と「場」を提供したいという強い思いがあります。早稲田周辺も閑静で緑が多い環境にあります(高田馬場にはまたそれとは違った魅力がありますが)。

また、私も「早稲田大学と地方」の問題に共鳴し、「一地方」から優秀で高い志と明確な問題意識を持った学生の方々が早稲田に進まれる手助けをして差し上げたいです。「自分も早稲田を受けてみよう」と思う方が増え、そういった方々に、早稲田にふさわしい対策と勉強法を身に付ければ、変に苦しんだり無理をせずとも合格できることをぜひ実感していただきたいです。早稲田大学は、本当にレベルと質の高い授業が多いですし、かすみがうら市とその周辺からなら電車で通うことも不可能ではないです(現に私はそうしていました)。

かすみがうら市やその周辺にも映像授業の予備校や塾は少なくなく、駅に近い市街区域のような利便性の高い場所は、すでにそういった予備校・塾が押さえています。また、私自身がかつて生徒としても身を置いてきた、この地域の塾業界全体の傾向として、あまりにも「高校入試」に力点が置かれすぎてきたのは問題だと感じます(公立中高一貫校対策も急速に普及してきています)。

なので私はいっそのこと、「大学入試」の、しかも早大入試の専門対策講座という、責任重大でリスクも小さくない、私の周りで誰もやらなそうなこと(私にとってはすごくやりたいことです)を、誰もやらなそうな「一地方」の環境のもとで形にしていきます。そして、そうすることで地域の市場に参画し、地域社会に貢献してまいります。