受講要件について

本講座の受講要件は、基本的に模試偏差値としています。ですが、他の予備校や塾で「早大クラス」の授業を受けている、あるいは受けていた方は、その事実を示すものを提示していただければ、本講座を即時受講可能とします。

そうすることで、早大入試対策のために予備校・塾に行っている人たちに対してさえも「違い」を生み出すのが狙いで、それができるだけの絶対の自信が本講座にはございます。

お盆明け・9月に向けて

本講座は9月より、早大入試対策に注力します。ですが、高校1,2年生や中学生向け英語の受講も随時歓迎しております。また本講座は始めてまだ日が浅く、受け入れ枠にも十分余裕がありますので、こちら側から提示していない科目でも「~を教えてほしい」というご希望がおありでしたら承れる可能性がございます(但し、小学生・「中学受験」の指導や、一般的な塾で十分対応可能と思われる科目・内容は除きます)。

お盆明けや9月からというのは、受講のタイミングとしては非常に良い時期ですので、無料体験授業やご質問と併せて、是非お気軽にご連絡ください。

夏休み期間での下見のすすめ

以前にも、「下見」の重要性について書きました。その下見は、やはり高校の夏休みに行っておくのがベストでしょう。極端に暑くなりそうな日などは避けつつ、ぜひこの夏に、早稲田大学への小旅行としての下見を計画してみてください。

ただ、早稲田大学もお盆は長期休業となりますので、第一志望の学部のHPで、その学部事務所が開いているかどうか確認してから行きましょう。

そのことと関連して、早大生協の書店(や学食)の営業日などもウェブ上で確認できます。書店では、早稲田でしか買えない、早大入試対策に役立つ書籍が見つかるかもしれません。こちらもぜひ確認してみてください。

今日のような酷暑の日だった場合には、以前にも紹介させていただいた、神田川の向こうにある関口芭蕉庵や椿山荘庭園を訪れれば「涼」を感じることができます。

また、超上級者向けコースとして(私もそんなに何度もやったことはありません)、JR南千住駅から少し歩いて三ノ輪橋駅から都電荒川線に乗れば、終点の早稲田駅までの「全区間」を乗車することができます(荒川線はどこで降りても同一料金)。こちらについては、下見それ自体ほどにはおすすめしません。

最後に、地下鉄東西線と都電荒川線とでは、いずれも早稲田大学最寄りの「早稲田駅」でも、場所は違っており、互いに離れたところにあるのでご注意ください。

『政治・経済』について

2024年度の早大法学部一般選抜(一般入試)でも、『政治・経済』は選択可能です。私自身は『日本史』での受験でしたので、あまり偉そうなことは言えませんが、『政治・経済』こそが法学部の講義内容に最も直結する科目です。「経済」分野の「計算問題」についても、一見「法学部」と何の関わりがあるのかと思われるかもしれませんが、法学部は公務員志望者も多く、その公務員試験では法律はもとより、「経済学」についても出題されます。

本講座の『政治・経済』は、早大英語・国語をセットで受講してくださった方に月3000円で提供させていただきます。早大入試は、英語と国語の対策だけでも相当タフなものがあります。ですので、本講座の歴史・公民科目では、コテコテの入試対策という形ではなく、休日に一息つきながら、テキストを一緒に読み進めていくという形にします(そのためもあって、歴史・公民科目の受講料をいっそうお安くしております)。

そしてそこでは、「法学」のテキストを用いて授業を行います。「法学」というのは、法律についての「総論」のことで、法とは何か、法律学とはどんな学問か、どのようにして法を学ぶべきか、といったことが焦点となります。高校生向けの「法学」の良質なテキストがすでに多く存在しており、その中でも私が最良だと考えるものを授業では一緒に読んでいきます。

「法学」のテキストで学ぶことで、『政治・経済』の日本国憲法や司法制度の箇所について、高校の授業よりもずっと深く学ぶことができます。「国際関係」と「政治」も個人的に専門分野ですし、経済分野の計算問題や、時事問題についてもしっかりケアしていきます。

『日本史』も同様です。大学の授業の内容にも触れられて、高校と大学を良い形で架橋(橋渡し)できる講座にしていくつもりです。

本講座だけの特長⑤:頑張らず効果的に

本講座のさらなる特長として、「頑張らず効果的に」というモットーがあります。「頑張らず」というのは、「努力しなくていい」という意味では決してありません。努力は絶対に必要であることを認めつつも、そうであるからこそ効果の上がる(=効果的な)努力をしなければなりません。効果的でない努力(=頑張り)の例としてすぐ思いつくこととして、自分の得意科目や得意な箇所ばかり勉強してしまうことが挙げられます。当然私も含め、誰しもそのような傾向はあるのではないでしょうか。

本講座では、7月・8月は、まだ早稲田の過去問を本格的に解くということはいたしません。7月・8月の過去問演習は「効果的ではない」からです。ただ、ご自分の第一志望の早大学部過去問をちょっとのぞいてみるのは非常に良いことです。本講座の7月・8月は、早大入試よりも少しだけやさしめの内容を扱うことで基礎を固め、9月からの本格的な早大入試対策へと効果的に結び付けていきます。

また、7月・8月はそもそも気候の面で、頑張りすぎてしまうとむしろ体にも精神的にもよくない時期です。そのため本講座は「講習期間」でも、通常と同じコマ数であり、基本夕方以降に授業を行います。そうすることが可能なのは、短い時間でも効果的な(=効果の上がる)指導を提供できるためです。

早大現代文についてのお知らせ

7月3日に、早稲田大学小野梓記念講堂で、『現国王』(TaiTan×玉置周啓氏)という、早稲田大学の入試現代文を解いてみるイベントが開催されます(『音楽ナタリー』、6月19日)。無料ですが、事前登録が必要なようです。個人的に、まだ早大入試対策に着手していない現役生が、この時期にいきなり早大現代文の入試問題に触れるのには注意を要すると考えますが、対策のきっかけとして、イベントとしても楽しみつつ、早稲田大学とその近辺の下見もできる良い機会だと思います。

本講座の国語としては、「早大国語」(現代文中心)対策のみの提供という形にしました(共通テストの問題も必要に応じて扱うこともあります)。また、火曜日か木曜日のいずれかが月に5日あり、集団指導形式の授業が月9回になる場合は、その5日め(9回目)の授業を早大現代文に充てることに決定いたしました。早大現代文につき、私なりの解法は確立できており、授業ではそれを存分にお伝えします。私自身も、早稲田の現代文は軽くトラウマですが(やはり難しいので)、上述の措置により本講座の早大現代文対策をいっそう強化してまいります。

*集団指導形式の授業日である火曜日と木曜日が合わせてちょうど8日(それぞれ4日ずつ×2)か、9日(火・木のいずれかが5日ある場合)で、そのうち祝日を含む場合でも、その祝日にも授業を実施するという形に訂正させていただきます。

本講座だけの特長④:超少人数授業

本講座の最も望ましい運営の仕方については、今に至るまでいろいろと悩んできていますが、「定員」につき、集まりそうもない非現実的な人数を掲げるくらいなら、いっそのこと「超少人数授業」を、本講座だけの独自性として武器にすることに決めました。

「超少人数授業」にするというのは、単にインパクトだけを狙ったものではなく、その方がよりいっそう効果の高い授業を提供できるためです。

集団指導形式については、定員を「4人」とし、今年度はその人数で固定させていただきます(今年度についてはあまり想定していませんが、受講希望者が急に増えた場合、1人か最大2人程度であれば上乗せも可能です)。単科科目の定員は「5人」です。

家庭教師形式の定員は「3人」で、政経学部志望者、スポーツ科学部志望者、地域探求・貢献入試受験者をお一人ずつ担当するというのが理想的ですが、その限りでなくても問題はなく、歓迎いたします(こちらの枠では、自己推薦型入試や社会人入試での受験希望の方も同様に歓迎)。

集団指導形式・家庭教師形式の受講者の方たちが一堂に会することのできる交流の機会を、受験前に必ず設けるつもりですのでご期待ください。

かすみがうら市とその周辺地域の恵まれた自然環境のもと、決して焦らず、難しい内容の勉強であっても楽しむことを忘れず、心までも豊かにしていける指導を提供いたします。7月以降からの受講も、もちろん大歓迎です。

*集団指導についてのみ、9月から2月まで1回1コマの授業料を1500円とさせていただきます(3月から8月までは1450円です)。

『めざせ! 都の西北奨学金』について

6月22日より、2024年度『めざせ! 都の西北奨学金』の「募集要項」と関連情報が早稲田大学のHP上で公開されています。かすみがうら市やその周辺地域で早大受験を真剣に考えておられる方々は、ぜひ積極的に応募されることを推奨いたします。

早大入試への出願と併せて、申請・手続きについては、親御さんの手助けがどうしても必要な部分を除き、必ずすべてご自分で行うよう心掛けていってください。

本講座だけの特長③:授業について

これまで「授業の中身については書くことができません」と書いてきました。そのことに何ら偽りはありませんが、魔法のように成績が上がり(偏差値5~6程度であれば容易に上げられる自信はありますが)、難なく確実に早大入試を突破できるとっておきの「テクニック」のようなものや、受講者のどなたにも無条件に適した、お決まりの「必勝法」などはこの世に存在しないというのが実態です。

抽象的な書き方になってしまいますが、本講座が最も重要視するのは「基本」であり、その「基本」というのは複数の早大入試科目を横断する形で通用するものであり、早稲田大学に入学してからも通用する能力・スキルの基礎となるものです。この「基本・基礎の重要性」に限ってはどなたにも妥当します。

本講座が重視するのは、「量」より「質」です。ただひたすら「量」をこなすだけでは、早大入試を突破できるだけの方法・アプローチはまず身に付きません。「質」を重視するということは80分授業であるという点にも反映されています。また、意図して「質」の方に力点を置いていることは、「効果的・効率的な学びを提供する」という点にも結び付いています。

本講座が最も重要視する科目は『国語』で、とりわけ「現代文」です。早大入試では『英語』が最重要(「配点」という表面だけに囚われてしまえばそう見えるかもしれませんが)という宣伝文句を目にしたことがあるのですが、私はそうは思いません。1科目めの『英語』で勝負がつくとも、その『英語』で圧倒的な差がつけられるとも思えません。早大入試「現代文」にこそ「早稲田らしさ」が最も凝縮されていて、最も入念な準備と対策が必要なのも「現代文」です。早大入試本番の『英語』と『国語』で、本講座により体得できる方法・アプローチを十分実践できた上で、3科目めの選択科目で大きなミスさえなければ、間違いなくある程度余裕をもって早大に合格できます。

本講座だけの特長②:宿題について

本講座では、「義務的・強制的」な「宿題」も一切ございません。その理由についても複数ありますが、無理矢理やらされてやる勉強に意味があるとは到底思えない、というのが一番の理由です。また、「保険」としてとりあえず膨大な量の課題をやらせておけば(授業の中で教えるわけでも、解説がなされるわけでもない)勝手にできるようになるだろう、という宿題を「やらせる側」の「論理」には、個人的にうんざりさせられるものがあります。加えて、宿題を通じて「管理してほしい」というようなご要望があったとしても、私はそういったことは好まず、したがって得意でもありません。

早大入試対策のケースだけに限らず、高校の授業と、予備校あるいは塾の授業と並んで重要なのは「自習」です。その誰からも強制されることのない自発的な学びの機会では、たとえ量は少なかったとしても、他ならぬ将来の自分自身に対して責任を持ち、学習を継続していくことこそが大事です。本講座は、その自習の内容が適当なものであるかについて十分に関心を払い、早大受験対策の極めて重要な一環として、個々の受講者がご自分にとってより最適なものへと近づけていけるようなアドバイスを提供いたします。