高校入試で「燃え尽き」ても

私の住んでいる地域やその近隣では、「高校への進学」につき、まだまだ県立志向が非常に根強いと言えると思います。かく言う私も当時、自分が実際に入った県立最上位校に合格することこそが、「人生の至高の目標」であるかのような思いで勉強をしていました。そして、高校では100%とは言わないものの、事実上燃え尽きていました(私が住んでいる地域や近隣の学習塾も、県立高校入試が「クライマックス」として設定されているケースがほとんどのように思えます)。高校3年から20歳くらいまではまさに「暗闇」のどん底にいました。

現役での合格には遠かったし、入ってから辛く嫌な思いも経験しましたが、それでも今振り返ってみると、私にとって早稲田は「希望の灯」のような存在だったという気がします。受かりそうでなかなか受からないけれど、それでも正しい努力を積み重ねて臨んだ時は、それにはしっかり応えていただけましたし、むしろ私自身が考えていたよりもずっと良く、私にとって最適な方向(学部)に導いていただきました。

そして今では、「早稲田」という、一見届かなそうな高い目標をあえて掲げることは、私と同様の高校入試での「燃え尽き」を乗り越えられる「道」となれると強く信じることができます。

中国の作家である魯迅は、小説『故郷』(ご存知の方も多い作品だと思います)の最後で、「希望」とは「地上の道」のようなものであると書かれています。そして、多くの人が歩くことによって道ができる、と。

僭越ながら私は、本講座から多くの方が早稲田へと歩まれ、地域からでも合格できるし、むしろ地域からだからこそ合格できると実感のできる講座にしてまいります。

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