早大生の出身地域については、試用時のブログでも触れました。それについての具体的なデータを見た上で整理すると、年度ごとの変動はあるものの、大雑把に言って東京が40%、神奈川が15%、千葉・埼玉がそれぞれ9%です(厳密には、合格者の出身高校が所在する都道府県ごとの割合です)。
茨城県は1.5~2%といったところです。都道府県の魅力度ランキングでは最下位になることの多い茨城県ですが、北関東3県の中では一番割合が大きいです。
あまりに均質的な人たちだけで固まると、革新的なものは生まれにくいと言えると思うし、「優等生的なイメージ」に収まるのが早稲田にとってあまり良いことだとは個人的に思いません(大学教旨に「模範国民を造就する」とあるものの)。
私が育てたいのは、自分で責任を持って自由に考え行動し、自ら成長していける方、常に社会に対して問題意識を持ち、むきだしの営利だけでなく社会的課題の解決に寄与する意志を持ち、実際にそうすることのできる方、そして故郷への愛着を持ちつつも、「都市」を決して扱き下ろしたりせず、「都市」を受け入れ、そこから学べる方です。
ちなみに茨城県は、野口雨情や飛田穂洲といった早稲田大学出身者を輩出しています。