小倉優子さんの大学受験に関連する記事は今でも出てきており、ウェブ上でも様々な見方が提示されていますが、次第に「美談として幕引きを図りつつの宣伝」という性格が色濃くなってきている印象を受けます(小倉さんご自身が受験勉強と受験を完遂されたことについてとやかく言うつもありはありません)。
この一件についてまず思うようになったこととして、私が拝見する限り、「女性の先生」による指導が見受けられませんでしたが、それはなぜなのか、ということです。「早稲田」にそういった方が実際におられて、かつそういう方を見つけ出して、引き受けていただけるかの確証はもちろん私にもありませんが、「子育てをされながら難関大学合格を勝ち取った女性」のような方が、指導スタッフにもし一人でもおられれば結果はもっと違ったのではないでしょうか。
そこまでいかなくとも、「早稲田大学の学生や卒業生」で「女性」の方から、指導を引き受けてくれる方を探すのはそこまで難しくはなかったはずです。
またこの点と関連して、小倉優子さんの側から、指導の内容について「物を申せる」・「注文を付けれる」ような体制はあったのでしょうか。個人的に、早稲田を目指して、かつ実際に入って学ぶというほどの意志があったのであれば、そういった「自己主張」はされていて然るべきだったと思いますし、もしかしたら「TVの企画」という枠のもとで、かつ周りは「男性」の有名人ばかりでそういう「空気」ではなかったのかもしれません。
最後に、共通テストも含め、模試等の試験結果やその推移をもうちょっと段階的に提示していく必要があったのではないでしょうか。正直あそこまで引っ張るに値する、「サプライズ」のある結果ではなかったですし、「悪い部分」も含めさらけ出して、それを「良い意味で自分自身を追い込む」原動力に変えていくべきだったと思います。偏差値についても、55~60くらいに到達されているのかと思っていました。
以前私も「多浪」だと書きましたが、ネタになる程度のものではなく、本講座を受講してくださる方々には、高校生であればもちろん「現役での合格」に向けた指導を提供いたします(もちろん高卒生・社会人の方々も歓迎です)。
*「f-Campus」という単位互換制度には、「学習院女子大学」も含まれています。私は勝手に含まれていないと思い込んでいましたが、失礼致しました。