本講座の想定問答集⑧

Q1: 自分の高校は茨城県でもトップクラスの進学校で、早稲田の合格者も非常に多いので、特別な対策の必要性を感じないのだが。

A1: 私自身もかつてそう思っていましたが、非常に問題のある考え方です。早大合格者全体から高卒生合格者の数を引けば、現役合格者の数はすぐにわかりますが、その数字は当然早稲田の複数学部合格者と最上位国立大学との併願合格者までをも含む「延べ人数」ですので、最上位進学校でも、特に現役での早大合格がいかに容易でないかがおわかりいただけると思います。また、ご自分の高校の早大合格者数を過信して対策を怠れば、その現役の年で合格するには「客観的に」すでに手遅れになっているという、「高すぎる代償を払う」おそれがあります。そして時を同じくして、その実力の不足に気づかないままに、高校では取り立てて早稲田対策はしてくれないのだな、などと感じながら「奇跡」を信じて受験に突入してしまうという、悲惨すぎて目も当てられないシナリオに陥るおそれすらあります。まさに私がそうだったわけですが、本講座受講者の方には、私が現役生だった時と同じ轍は決して踏ませません。

Q2: 模試の成績も悪くなく、早稲田を受けたいという気持ちはあるものの、自分の高校からは早稲田に合格する人は極めて稀なので、この講座を受けるかどうか以前に不安があるのだが。

A2: ご自分が学ばれている高校のこれまでの早大合格数はあまり大きな要素ではなく、重要なのは最上位・上位進学校でなくとも、基本が身に付いているか否か、基礎学力が十分か否か、ということです。ご自分の学力の基本・基礎が強固なものであるという自信があり、実際にそうであるなら、その上で早大入試に向けた応用的な知識とアプローチを身に付けるのは比較的容易です。また、ひとまずは比較的手の届きそうな学部・学科を志望することから始めて、漸進的な成績向上をはかりつつ、より高難度の学部・学科志望へとシフトしていくことも今の時期からであれば十分可能です。

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